花まつり

今日は
お釈迦様の誕生日らしい。

去年の今日、94歳でばーちゃんが亡くなった。
亡くなる一週間前、
様子がおかしい。
そろそろかもしれないと母が言うもんだから、
会いに行った。
すると、車椅子に座って、なんだか元気そうに見えた。

私のことはもうわからないけど

「ばーちゃんの孫よ!」

とたくさん話かけたけど会話らしいことはもう全くできなかった。

なのに
帰り際、
手を振ってくれた。

また来るね。と別れ、

それから一週間後。

夫が私に言う。

「今週は行かなくていいの?後悔しない?」と。

そうだなと思い、
去年の今日、また会いに行った。

するともう寝たきりで起きないと言う。

息はしている。

耳はまだ聞こえてるとよく言うので、

「ばーちゃん!来たよ!!」ってたくさん声をかけた。

手をさすってあげて、心の中で

「ありがとう」って言った。

それから

2時間後

ばーちゃんは旅立った。

わたしは
わたしを待ってくれていたのだと思う。

結婚式では両親の祖母2人とお色直しに行けて
ひ孫を抱っこしてもらい、たくさん見せることができて
孫としてわたしがやりたいことはたくさんできたと思っています。

頻繁に会いに行っていたので
子供たちにも
寿命を生き切ったばーちゃんの姿を見せることができ、
しっかり学ばせてもらいました。

ばーちゃんの亡骸を見て、

大往生。

体は魂の入れ物なんだな。
ここにはもうばーちゃんはいない。

ってすごく思いました。

だからか
お骨を保管する意味はないんじゃないか。
仏壇は小さくていいし、

「御先祖様ありがとう」と感謝する場があればいいんなんだな。

そんなことを思いました。
いろんな宗教があっていいし、
人間には
心の拠り所が必要なのだと思います。

思うのは、心の拠り所な訳だから
自分や周りを不幸にしている宗教は違うんじゃないかな。って
思うことだけ。

信仰心で、
自分も周りも心穏やかになるなら

それでいい。

そして
わたしもばーちゃんと同じように
ばーちゃんになるまでこの体と一緒に

生きたい。

お気に入りの宝物を磨くかのように
この体を大切にしたいと思う。

そんなことを思った

花祭りです。